設計事務所って何をしているところ？設計事務所で家を建てるメリットなどについて

設計事務所と建設会社の具体的な違いについて

設計事務所と建設会社では、どちらも建築物の設計が主要な業務の一つであることは同じです。
しかし、建設会社は実際に建築物をつくる工事を自ら行う事ができるのに対し、設計事務所はあくまで行うのは設計のみであるという点が大きな違いになります。
もし、設計事務所に購入したい住宅の設計を依頼した場合は、建設会社は別に探さなければなりません。
建築士によっては建築会社を紹介してくれる場合があるので、伝手がないのであれば相談をしてみましょう。
また、適用される法律にも違いがあります。
設計事務所については専ら建築士法の適用を受け、新しく事務所を設けるときや移転をするときはこの法律に基づいて手続きを行わなければなりません。
これに対して建設会社は、設計業務に関しては建築士法の対象ですが、その他の業務の多くは建設業法の適用範囲となります。
新しく建築会社を立ち上げたい場合は、建設業法に基づいて行政への手続きを行う必要があります。

設計事務所で家を建てる際の流れと進め方とは

設計事務所で家づくりを行う場合、時間がかかるイメージがあります。
各設計事務所によっても流れは若干異なりますが、多くの場合、まず初回相談が行われ、おおよその予算が提示されています。
土地をすでに持っている場合は現地調査が無料で行われることも多く、土地の形状に合った住宅の形の案を提案してもらうこともできます。
相談会と言えども要望や希望などは聞かれることが多く、その内容をもとみ平面図や模型を作成し、見せてもらうことが可能です。
これを初回プレゼンテーションと言い、具体的にイメージできた段階で基本設計に移ります。
基本設計ではさらに詳細なプランとなり、設計図も具体化します。
基本設計では設計料が若干取られることもありますが、水回りや部屋の位置を決めることができ、自分の中でイメージができます。
その後詳細設計が行われr、見積もり作成、工務店との契約と工事施工、引き渡しとなります。
設計事務所で施工することはほぼなく、工務店と契約するようになりますが、設計事務所も監理を行う立場になるため安心です。